アメリカの様々な保険制度


私達がボストンに引っ越して来て、最初にやった事の一つが主治医を探す事。
アメリカと日本では健康保険のシステムが違い、最初は戸惑いました。
アメリカの保険は大きくわけてHMOとPPOがあります。基本的には
民間の保険に加入します。(公的な保険は高齢者と低所得者向けがメイン)
保険の種類により個人負担の額が違ったり、カバーされる治療内容が違ったり、
年齢や会社の提携している保険等条件が色々あり複雑です。

私達は主人が会社で海外赴任扱いになっている為、会社がHMOに加入してくれました。


ちなみに、HMOはマネージド・ケアで、まず主治医
(Primary Care Physician - PCP)を決め、全てPCPを通して
治療を進めます。例えば、眼科を受信したい場合でも自分で
眼科を決める事はできず、PCPに紹介してもらう必要があります。メリットは
PCPがすべての病歴を把握できる事と保険料が比較的安い事があげられます。


PPOもマネージド・ケアですが、PCPを決める必要が無く、専門医も自分の
かかりたいところに行けます。しかし、提携ネットワーク以外の医師や医療機関
受信する場合は自己負担が高くなり、またHMOと比べネットワークが小さい場合があります。


日本からアメリカに来て、一番苦労するのが保険選びと主治医選び。
保険の観点から見ると、アメリカは本当に住みにくい国です。