マンモグラフィーの結果


心配では無かったと言ったらうそです。


この一週間、色々な事を考えました。


母の事。母が乳がんになった時、どんな思いだったのか。
どんな思いで治療を続けていたのか。どんな思いで自分の
体が弱って行く事と向き合ったのか。何故もう少し私は
彼女の心に寄り添ってあげられなかったのか。


去年、娘さん達が3歳と6ヶ月の時に乳がんが見つかった
(現在治療中)ボストンのローカルテレビのキャスターの事。
彼女は今、どんな思いで治療を続けているのか。お会いした事は
無いけれど、同じ女性として、母親として、なんとも言えない
気持ちで彼女の事を考えていました。


T君の事、ダンダンの事。
万が一、私に何かあったら、T君は、ダンダンは、大丈夫だろうか。
T君はまだ、特に眠い時や疲れた時はママを求めます。
夜、寝かしつけるのも私にしかできません。
ダンダンだって、変な所繊細で傷つき易く、しっかりしているわりには、
自己管理が苦手で、ちゃんと見ていてあげないと、すぐストレスを
溜めすぎたり、夜更かししすぎて体調崩したり、、、
やっぱり2人の事が心配です。


幸いにもマンモグラフィーの結果は良好で、心配無いと言われました。
やはり、母乳中はホルモンのバランスがまだ戻っていないし、ミルクが
詰まったりもするので、シコリができる事もあるのだそうです。
ともかく、心配の無いシコリだと言う事が確認できて良かったです。


今回この経験を通して、少し変わった自分を発見しました。
今までだったら、心配が心配を呼び、勝手にどんどん悪い方に
想像し、パニックになっていたと思います。

でも今回は心配はしましたが、無意味に悪い事を想像したりせず、
ともかく何があっても一日、一日乗り越えて行こうといった、
変な冷静さがあったのです。これも、もしかしたら、T君のおかげ
かもしれません。想像している暇が無いのです。現実に目を
向けていないと子育てはできないのかもしれません。


とは言っても、本当に安心しました。
何も無かった事を心から感謝しました。
同時に今、乳がんと向き合っている多くの女性の事を考え、
言葉にはできない複雑な思いでいっぱいになりました。


夜、隣で寝ているT君とダンダンの寝顔を見て、
もう一度、心から感謝しました。
何にも無い、平凡な一日が実は、一番幸せな事を思い知った一日でした。