T君のお布団


ここ数日、ボストンも大分寒くなりました。
気温が10℃前後と秋を思わす気候です。


1歳になった今、T君も私達と一緒にお布団をかけて寝ています。
(でも、気がつくといつもお布団から出てしまっていますが、、、)
しかし、小さい頃は体に密着するタイプのブランケットを使っていました。
その理由は二つ。3ヶ月頃寝返りを打てるようになるまでは
手も足もしっかり包めるようなブランケットを使い、体内と同じような
環境を作ってあげていました。寝返りが打てるようになってからは、
体に密着する着るタイプのブランケットをSIDS予防として使っていました。
SIDSのリスクは2ヶ月から1歳までで、その中でも2ヶ月から4ヶ月が
一番リスクが高いそうです)


アメリカでは赤ちゃんの死亡原因の一番多いのがSIDS
(Sudden Infant Death Syndrome)乳幼児突然死症候群と言う事で
SIDSの予防に力を入れています。SIDSとは元気だった乳幼児が
何の理由も無く眠っている間に呼吸が停止して死亡してしまうこと。
医学的に原因はまだ不明なものの、SIDSが原因で亡くなってしまった
乳幼児の環境を調べ、共通点を見出し、SIDSの予防方法を見出しています。


その予防法の一つが赤ちゃんの寝ているベッドには固めの
マットレスを使い、回りにぬいぐるみ等を置かず、枕や柔らかい布団など
使用しない事。もちろん禁煙の環境も大切です。あまり熱くしすぎない事も
大事なようです。寒い時には体に密着したブランケットを使い、
赤ちゃんを仰向けにして寝かせる事がSIDSの最大な予防法になるそうです。


世の中には便利な物が売っており、ちゃんと赤ちゃんを簡単に
しっかり包めるタイプのブランケットや着せるタイプのブランケットが
売っています。最近は色々なブランドから包めるタイプや着せるタイプの
プランケットが出ていますが、有名なところで言うとKiddopotamusの
Swaddleme(包めるタイプのブランケット)とHaloのSleepSack™
Wearable Blanket (着せるタイプのブランケット)等があります。


今ではT君のKiddopotamusのSwaddlemeもHaloのSleepSack™ Wearable
Blanketも箪笥の中。子供服と同様、ブランケットもすぐに使えなく
なってしまいます。でも、これもT君が元気に成長している印。
箪笥の中のブランケットを見ながらついつい心の中でつぶやいてしまいました。


「ご苦労さん、ブランケットさん。」
「元気に育ってくれていてありがとう、T君。」






KiddopotamusのSwaddleme:Summer Infant - Baby Products
HaloのSleepSack™ Wearable Blanket:https://www.halosleep.com/