Museum of Fine Arts 


ダンダンは今日もお休み。
多くの企業はサンクスギビングの木曜日と翌日の金曜日を休みにし、
4連休としています。ダンダンの学校の方もお休みなので、
久々のロング・ウィークエンド(連休)です。


サンクスギビングが終わるとクリスマスまで1ヵ月と言う事もあってか、
クリスマスプレゼントのショッピイングを始める人が多く、
その客層を狙ってか、サンクスギビングの後の金曜日から特別なセールが
始まります。少しでも早く多くの客層をつかもうと、夜中の12時から
営業を始めるお店や、金曜日のみ全ての商品を20%引きにするお店、
モールも朝の6時から開店する等、買い物客を誘惑します。


しかし、どんなにセールしていても、ものすごく混雑するのも事実。
人込みがすごくてちゃんと商品を見られなかったり、お支払いするのに
ものすごく並んだりするので、子連れにはあまり魅力的ではありません。


と言う事で、私達はMFA(Museum of Fine Arts)ボストン美術館
行く事にしました。


久々のMFA。実は私、MFAでボストンの公立校の子供達を対象とした
ツアーのギャラリー・インストラクター(ガイド)になる為の
レーニングを受けた経験があるのです。ちゃんと願書を出し、
インタビューを受け、幸いにも合格して、6ヶ月のトレーニングが
始まった途端に妊娠している事が分かったので、結局トレーニングを
受けたものの、未だに実際ツアーはしていません、、、


妊婦の時、トレーニングコースから出る宿題をする為に週2・3回
MFAを訪れていました。T君は贅沢にもおなかの中にいる頃からアメリカ、
ヨーロッパ、アジア、そしてエジプト、ギリシャ、ローマの
質の高い美術品に触れているのです。


しかし、そんな事は今のT君にはどうでも良いこと。
T君はひたすら美術館の中を歩きまわり、T君が美術品に触らないように
気をつけて側を歩いていたダンダンを疲れさせていました。
ちなみに、T君は印象派を代表するモネの「日本娘」の前でも、
ゴーギャンの「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、
われわれはどこへ行くのか」の前でものルノアール
「プージバァルの踊り」の前でも、アメリカを代表する画家、
サージェント、ホーマー、ホッパー、カサットの絵の前でも、
エジプトやギリシャ、ローマの彫刻彫像、装飾品の前でも、
源氏物語の絵巻の前でも、地下のカフェテリアにいる時と同じく
周りを気にせず、ひたすら歩いていました。


私はダンダンがT君を見ている事をいい事にゆっくりと
特別展の「力の象徴:ナポレオン」や日本をテーマとした色々な展示、
「Drama and Desire江戸の誘惑/浮世絵肉筆原画展」、
「Art of Japan  The John C. Weber Collection ウエバー氏の
個人コレクションの公開」、「SUMO Japan's BIG SPORT 」、
「CONTENPORARY OUTLOOK; JAPAN 」等を鑑賞できました。
(ありがとう!ダンダン)


美術品はもちろんですが、MFAの素晴らしい所はそれだけでは
ありません。MFAには授乳室とトイレの中では無い所にオムツ台が
あるのです。トイレの中だと、ダンダンか私が1人でオムツを
変えなくてはならないので、じっとしていないT君のオムツを
外で1人で変えるのは大変。それが、MFAでは2人でできるのです!


本当に本当に充実した一日でした。
でも、家に帰って来た時には一日中T君に気をとられ、
絵もろくろく見ずに美術館中を歩かされたダンダンが
すっかり疲れ果てていました。
私にとっては充実し、リラックスしたお休みでもダンダンにとっては
お休みどころでは無かったようです。
ごめーーーん。