箱開け職人


ここ数週間、T君は家中の箱を開けてしまいます。
箱が開く物だと分かり、自分で開けられる喜びを
実感した(ちょっと大げさかな?)T君は
手の届く箱と言う箱を開けまくります。


新しい歯磨き粉の箱、リップスティックの箱、
だしの素の箱、ビスケットの箱、カレールーの箱、
ティッシュの箱、ともかく何でも開けてしまいます。


歯磨き粉やリップスティックはいいのですが、
だしの素やビスケットは箱を開けられてしまうと困ります。


でも、その開ける姿が可愛い。
まず箱を振って中から音がするか確認し、今度はその箱を持って座り、
一生懸命小さいな指で箱の端をめくろうとしたり、めくれなければ
今度は思いっきり押してみたり、その集中力と一生懸命な姿は
まるで職人のよう。


そうだよね、T君にとっては箱を開けるのが楽しいんだよね。
きっと中に何が入っているか分からないワクワク感と
開けた時の驚きと喜びが癖になるんだよね。(笑)