ケイト=チョコレート???
Aちゃんの誕生に合わせて遊びに来てくれた義母と父がいる間、
もちろんの事、家の中では日本語の会話が増えました。
そのおかげか、T君の日本語の言葉も一揆に増え、
片言しか話せなかったT君も色々な事を文章で
言えるようになりました。
そんなある5月のお昼どき、T君は突然「ケイトが欲しい」と言いました。
「ケイト」??なんだぁ???
洋裁も編み物もしない私の家にケイトがあるはずも無く、
T君がケイトをしっているわけもなく、
まったく何を言っているのかわかりません。
T君、それは、黄色いの?
「ちっがぅぅう!!」
T君、それはおもちゃ?
「ちっがぅぅう!!」
T君、それは食べもの?
「そう」
ケイト?食べ物??うぅん???何だそれ??
T君、その食べ物は家にあるの?
「ん」
益々謎は深まるばかり。
T君は自分の主調が聞き入れられず、相当フラストレーションが
溜まったらしく泣き叫ぶばかり、、、
困りはて、キッチンにT君を連れて行き、
「それはこれ?」と何度も聞き、何度も「ちっがぅぅう!!」と
言われる事20分以上。やっとたどり着いたのが:
チ・ョ・コ・レ・ート
T君は一生懸命チョコレートが食べたいと言っていたのです。
ケイト=チョコレート
それは親でも分からないよ、、、
お昼を食べる前だったのですが、その日は特別にご飯の前に
小さなチョコレートをもらえたT君だったのです。